Quick Answer
置き型社食は、職場の中に小さな食事の選択肢をつくる福利厚生です。
専用の冷蔵庫・冷凍庫や商品棚を設置し、従業員が休憩時間や勤務の合間に利用します。厨房工事が必要な社員食堂より導入範囲を絞りやすく、夜勤・交代勤務・周辺に飲食店が少ない職場でも食事環境を整える方法になります。
設備、送料、最低注文数、会社負担、保管、補充、決済、食品ロスまで含めて、継続できる運用かを確認します。
01 / Definition
置き型社食・設置型社食とは
置き型社食とは、企業や事業所の中に食事・軽食を保管し、従業員が必要なときに購入または受け取れる仕組みです。「設置型社食」「オフィス社食」と呼ばれることもあります。
商品は冷蔵、冷凍、常温などに分かれます。主食・おかず・弁当・惣菜・軽食などサービスによって内容が異なり、会社が全額負担する方法、一部を補助する方法、従業員が全額支払う方法があります。
冷凍タイプ
冷凍庫へ保管し、電子レンジで温めて利用します。保管期間と配送頻度を調整しやすい方式です。
冷蔵タイプ
惣菜、サラダ、軽食などを冷蔵庫へ保管します。賞味期限と補充頻度を確認します。
常温タイプ
菓子、飲料、保存食などを棚へ置きます。設備を抑えやすい一方、食事としての構成を確認します。
注文・配送タイプ
注文した弁当を決まった時間に届けます。締切時間、最低注文数、受取担当を確認します。
02 / Comparison
社員食堂・宅配弁当との違い
| 方式 | 特徴 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 社員食堂 | 厨房や食事スペースを設け、その場で調理・提供します。 | 設備、運営人員、利用者数、営業時間、固定費 |
| 置き型社食 | 商品を社内に保管し、従業員が必要なときに選びます。 | 保管設備、補充、決済、在庫、利用ルール |
| 宅配弁当 | 事前注文した食事を決まった時間に受け取ります。 | 注文締切、最低注文数、受取時間、キャンセル |
| 食事補助 | 飲食店やコンビニ等の利用費を会社が補助します。 | 対象店舗、利用地域、精算、税務上の取扱い |
どの方式が優れているかではなく、従業員数、勤務時間、拠点、周辺環境、会社が整えたい課題に合うかで判断します。複数方式を組み合わせる企業もあります。
03 / Cost
置き型社食の導入費用を考える6項目
サービスの料金表示だけでなく、社内で発生する費用と運用も含めて確認します。
- 設備費
冷蔵庫・冷凍庫、電子レンジ、商品棚、電源、設置スペースの準備費用です。
- 商品代
1食・1品あたりの価格、最低注文数、セット単位、定期購入の条件を確認します。
- 送料・配送条件
地域別送料、送料無料条件、配送頻度、受取可能な曜日と時間を確認します。
- 会社の補助額
全額補助、一部補助、従業員負担の割合と、月間予算の上限を決めます。
- 運用の手間
注文、受取、補充、温度確認、在庫、代金回収を誰が担当するか整理します。
- 食品ロス・在庫
利用数の変動、賞味期限、余剰在庫、長期休暇前後の注文調整を考えます。
福利厚生として食事を補助する場合は、補助方法によって税務上の取扱いが異なることがあります。導入前に税理士などの専門家へ確認してください。
04 / Benefits & Cautions
置き型社食のメリットと注意点
職場内で食事を選べる
外出時間を取りにくい職場や、周辺に飲食店が少ない拠点の選択肢になります。
小さく始めやすい
厨房を持たず、設備と食数を絞って試行できるサービスがあります。
福利厚生を実感しやすい
日常的に利用できるため、会社の支援を従業員が体験しやすい施策です。
食生活を支える入口になる
健康的な選択肢を利用しやすくすることは、食行動を支える環境づくりにつながります。
設置だけでは利用されない
メニュー、価格、時間帯、従業員への案内が合わないと利用が定着しません。
衛生・アレルギー情報が必要
保管温度、期限表示、清掃、原材料・アレルゲン表示の確認が必要です。
導入効果を断定せず、利用率、人気メニュー、廃棄数、従業員の声を確認しながら改善します。健康経営の施策として記録する場合も、目的、実施内容、利用状況、次の改善を残しておくと振り返りやすくなります。
05 / Selection
法人向け置き型社食の選び方
- 従業員数と勤務時間に合う最低注文数か
- 夜勤・交代勤務でも利用できる保管方式か
- 冷蔵庫・冷凍庫・電子レンジを安全に設置できるか
- 主食・主菜・副菜など、必要なメニューを選べるか
- 原材料・アレルゲン・栄養成分を確認できるか
- 商品代、送料、設備、会社補助を含めた予算に合うか
- 注文、受取、補充、決済を無理なく運用できるか
- 利用状況に合わせて食数や配送頻度を変更できるか
06 / Implementation
置き型社食を導入する5つの手順
- 目的と対象者を決める
福利厚生、食事環境、夜勤支援、健康経営など、整えたい課題を決めます。
- 利用人数と環境を確認する
勤務時間、休憩場所、電源、保管スペース、配送の受取条件を確認します。
- 費用負担と運用を決める
会社補助、従業員負担、注文、在庫、決済、清掃の担当を決めます。
- 小さく試行する
食数と期間を絞り、利用率、人気、廃棄、運用負担を確認します。
- 従業員の声から見直す
メニュー、価格、数量、補充頻度を調整し、継続できる形へ整えます。
07 / FAQ
置き型社食についてよくある質問
置き型社食とは何ですか?
職場に冷蔵庫や冷凍庫、商品棚などを設置し、従業員が必要なときに食事や軽食を選べる仕組みです。厨房を設ける社員食堂より小さく始めやすい方法です。
導入費用には何が含まれますか?
設備費、商品の代金、送料、会社の補助額、決済や在庫管理の運用費などを確認します。料金体系はサービスごとに異なります。
小規模な会社でも導入できますか?
少人数から対応するサービスもあります。最低注文数、配送単位、保管スペース、利用頻度を確認し、食品ロスが出にくい規模から始めます。
健康経営に活用できますか?
職場で食事を選べる環境づくりは、食生活を支える施策の一つになります。導入するだけで効果を断定せず、利用状況や従業員の声を確認して改善します。
冷蔵と冷凍はどちらがよいですか?
利用人数、配送頻度、保管期間、メニュー、職場の設備によって異なります。それぞれの運用条件を比較して選びます。
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